
今週は、クープランの曲を紹介したい。 フランソワ・クープランは1668年に、パリで生まれた、フランスバッロク音楽中期から後期を代表する作曲家である。 ヴェルサイユの音楽家として有名であるが、代表作と言えば、やはり鍵盤楽器を使ったものだと言えるだろう。 個人的にも、クープランと言えば、クラヴサン曲集が、まず浮かんでくる。 クープラン家は、優秀な音楽家の家系であり、代々、サン・ジェリヴェ聖堂のオルガン奏者を務めていたようである。 音楽の才能は遺伝するものらしい。 彼も、1685年に就任しているので、弱冠17歳の時である。 その後、1723年まで、オルガン奏者としての活動を続けている。 また、1717年からは、宮廷オルガニストの役も兼任しており、ルイ14世に仕えている。 以前、ここで紹介したアルカンジェロ・コレッリに敬意を示し、コレッリ賛というトリオ・ソナタも残している。 さて、聞きなれないクラヴサンであるが、これは、チェンバロのフランス語訳である。 もちろん、あのバッハにより一時代を築いた楽器である。 クープランは、221曲からなる4巻27組曲のクラヴサン曲集を残している。 それぞれの小曲にしゃれた題目がつけられている、 例えば、「恋の夜鳴きうぐいす」、「偉大にして古き吟遊詩人組合の年代記」などである。 小曲なので気楽に楽しめる。 オリヴィエ・ボーモンやクリスト・ルセの録音のものが良いそうである。
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