平成筑豊鉄道の旅(2)

糸田発11;52分

次に糸田発11;52分の列車で、糸田線終着の田川後藤寺駅に向かった。 


この田川後藤寺は、JR九州の日田彦山線、後藤寺線の分岐駅となっており、これに糸田線も乗り入れており、なかなか楽しい駅となっている。 

JR九州のホーム

後藤寺線と日田彦山線

糸田線と後藤寺線

ちょっと時間があったので、駅前を散策したが、ここも地方都市の宿命か、商店街はシャッター街になっていた。 

田川後藤寺発12:20分

田川後藤寺発12:20分の列車に乗り、金田駅で下車した。 

ここには平成筑豊鉄道の本社と車両基地がある。 

列車型のポスト

ただ、鉄道廃止が決まった今、約60人の社員の気持ちは複雑だろうし、将来の不安もあるはずである。 

金田発13:09分

伊田線と金田線の分岐

金田発13:09分の列車に乗り換え、伊田線終着の田川伊田駅に向かった。 

ここの駅舎は非常に立派で、実は宿泊することもできる。 鉄道と非常に近い宿泊施設となっている。 


From Face Book: Heisei-Chikuho Railways (2)



 

平成筑豊鉄道の旅(1)ー陽水の歌碑

時期は決まっていないが、おそらく数年内に廃止されることになった「平成筑豊鉄道」、1989年に旧国鉄の伊田線、糸田線、田川線を引き継いだ「第三セクター方式の鉄道」であったが、これも消えることになる。 結局、池北線を引き継いだ第三セクター北海道ちほく高原鉄道と同じ運命を辿ることになった。 そんなわけで、素晴らしい快晴に恵まれた土曜日に平成筑豊鉄道全線を乗ってみることにした。 「ちくまるきっぷ」という1日乗り放題券が1500円で販売されている。 さらに、このチケットで沿線の温泉(700円)も利用できるというお得なものである。 

博多発8:45分(福北ゆたか線)

飯塚を過ぎると複線電化区間

まずは、博多発8:45分の福北ゆたか線の電車で、平成筑豊鉄道伊田線の起点である直方に向かった。 

北九州の味 東筑軒かしわうどん

ここで少し時間があったので、東筑軒でかしわうどんを食べることができた。 

直方発10:20分

福北ゆたか線との複々線区間

分岐後も複線区間が続く

金田線(単線)が伊田線(複線)から分岐

井上陽水の故郷

直方発10:20分の列車に乗り、金田から分岐している糸田線の糸田駅で下車した。

ちょうど糸田祇園山笠が行われる日だったが、今回の目的は、井上陽水の歌碑を見ることであった。 

井上陽水の歌碑(夏まつり)

実は、ここ糸田町は陽水のふるさとであり、「夏まつり」の歌碑がある。 

山笠に対する思いは博多と同じである

ここでの「夏まつり」は、間違いなくこの糸田祇園山笠と思われる。

 

From Face Book: Heisei-Chikuho Railways (1)



 

西九州新幹線新ルート

分断されている西九州新幹線の武雄温泉駅から新鳥栖駅までの「未整備区間」(約50キロ・メートル)に関して、佐賀県側が国土交通省に対し、福岡県南部を経由して佐賀空港(佐賀市)周辺を通るルートの環境影響評価を求めているとの報道があった。まあ、佐賀県としては、従来の佐賀市を通るルートでは、財政負担の点や博多までの時間的メリットがないとして反対していた。 今回は、佐賀空港周辺の開発を考慮したものと考えられるが、佐賀県は南部ルートとなった場合、これまでの在来線(佐賀市を通る)が維持されると考えているのだろうか? そんな余力はどこにもないような気がする。 さらに、長崎-博多間の所要時間も長くなってしまう。 

 

From Face Book: A new shinkansen route between Takeo-onsen and Shin-tosu



 

旧管制塔そばの高層ビル

左側の建物が旧管制塔

 

自宅が空港から近いということもあり、周辺には高い建物はほとんどなかった。 ところが、空港ビルから道を挟んだ狭い場所に14階のビルが建設された。 不動産投資型のマンションであるが、旧管制塔の正面に位置している。 高層階からは、これまでの管制塔よりも航空機の離発着が良く見えるはずである。 航空機ファンには、垂涎の場所であることは間違いない。

 

From Face Book: The tall building near the old control tower




 

九州新幹線と地震

先週の末まで、博多駅前に九州新幹線800系の車両が展示してあった。 

この車両は、2016年4月14日に発生した熊本地震の際、回送中に脱線し、台車部分が損傷し走行できなくなったものである。 その後、熊本総合車両所で保管されてきが、今回、3月29日(日)に熊本港を出航し、九州各地を廻って博多駅前広場に到着したものである。 

海上輸送中の車両

実は、九州新幹線開業(2011年3月12日)の前日に東北大震災が起こり、すべての開業セレモニーが中止になったことも記憶に新しい。


From Face Book: Kyushu Shinkansen and earthquakes



 

岐路に立つ北海道新幹線

長万部近くの工区

開業前から岐路に立たされている北海道新幹線である。 当初2030年度内の開業予定だったものが、現在のところ、2038年度にずれ込んでいる。 さらに、そこから数年の遅れも予想されており、2040年代の開業もあり得るとされてきた。 ところが、報道によると、財務省が「事業を中止すべき水準」の事業であると判断しているらしい。 また、聞くところによると、JR北海道も沿線自治体も負担増に悲鳴を上げている。 まあ、人口減少が著しい北海道、新幹線が完成しても、札幌の次の大都市が約700キロ離れた仙台(ちなみに博多から700キロだと、北九州、広島、神戸、大阪、京都までカバーされる)であることを考えると、開業後の黒字など夢物語であるとはわかっているが、国の事業として、どう考えていくかがポイントである。 ただ、もしかしたら、事業中止という可能性もなくはない。 写真の建設中の橋脚が、このまま古びていく姿だけは想像したくはない。

 

From Face Booj: What will happen to the railway of Hokkaido-shinkansen currently under construction?



 

30年間で鉄路1366キロ廃止

この3月であの留萌本線も消えたが、ある記事によるとこの30年の間に全国で廃止された鉄道路線は1366キロ(68区間)だったそうである。 これは、博多から東京までの鉄路より長い路線が消えたことになる。 現在の日本の状況を考えると、今後も廃止路線は増え続けることは間違いない。 有効な解決策などあるわけもなく、過疎化-鉄道廃止-町の消滅を繰り返していくような気がする。 ほんとうに寂しい。


From Face Book: 1366 kilometers of railway have disappeared over 30 years.