過去問OK(5月18日) No157

          

66大学が入学試験問題の過去問の使用をお互い認めるという取り決めをしたことが、昨日のニュースで報じられた。 今まで、個人的には考えたこともなかったが、よく考えると、理にかなったことのように思える。 何でも、岐阜大学の学長が音頭をとってやったそうであるが、最初に言い出すには勇気が必要だったかもしれない、他大学の過去問をそのまま使用することなど、とんでもないことだと思われている人も多いのではないだろうか。 さて、入試問題作成は、大学内での業務の中で最も神経を使い、かつ、あまり見返りのないものである、 さらに、専門分野によって、全く関係のない先生もおり、不公平感も強い。 例年、6月頃から、入試作成委員会の活動が始まる。 我々の場合、もちろん化学の入試問題を作るのであるが、問題の偏りがないように、大きく分野を4項目にわけて行う。 あの高校教科書の狭い範囲から、問題を作るのであるから、自ずと多様性にも限界がある、よくまあ、毎年、あれだけの大学が作成しているのに、新しい問題ができるものだと、作っている側でさえ、思ってしまう。 全く、独自に作成しても、酷似した問題も少なくない、そんな時には、いろいろと批判される場合もある。 そんなわけで、新しい問題となると、どうでも良いことを尋ねてみたり、枝葉末節なことを利用して解く問題を含んでしまう場合もある。 大事な基本事項は、そんなに多くないわけであるから、そのような事に関する良問は、繰り返し出題しても構わないような気がする。 お受験ママからは、参考書と同じ問題が出るのは不公平であるというくだらない意見も出そうである。 


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